組合で運営しています「労働保険事務組合」は、建設業で働く労災保険の加入・脱退・保険料申告の手続きをしています。
 また、労災事故が起きた場合の手続きも受付けています。

 仕事中の事故はいつ起こるかわかりません。一人でも職人を使う親方・事業主は労災保険の加入が義務付けられています。
 災害が起きてからでは間に合いませんので、加入すべき事業所や特別加入制度に該当する人は必ず加入しましょう。

 建設業の労災保険制度は、まず保険番号成立の手続きをとり、その後施主から受けた工事ごと(元請工事ごと)に保険をかける仕組みとなっています。
 元請責任で労災保険をかける仕組みになっており、下請工事の場合は保険料自体は発生しません。
 (事業所ごとの労災保険の加入は強制加入になります)
 手続きとしては、元請工事開始後に速やかに「工事開始」の届けを提出していただきます。

 建設業での労働災害は、休業4日以上および死亡者数ともに全産業中トップです。
 しかも、労働者・職人が万一被災した場合に、労働保険の給付額にとどまらず、損害賠償を求められるケースが多くなっています。
 あんぜん共済は、労働保険を上回る補償義務が発生した場合、事業主の支払い能力を補うことにより、労働者・職人と中小事業主(小零細事業主)および一人親方が安心して仕事ができるようにとの願いからつくられました。
 安い掛金で高い保障、分かりやすい制度、しかも通勤災害と職業病も補償する有利な制度です。
 政府労災の上乗せ制度として是非ご活用下さい。